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Jet Airliner by Paul Pena ('73) & Steve Miller Band ('77) [ミュージック]

不定期かつ気が向いたときに音楽について書いております。
今回とりあげるのはスティーブ・ミラー・バンドの代表作のひとつ、"Jet Airliner"です。
77年のアルバム"Book of Dreams"からのシングルカットで全米で8位を記録しました。

スティーブが使っているギターはキッスのポール・スタンレーでもお馴染みのアイバニーズのアイスマン。ぱっと見たところでは塗装が地味で分りにくいけど...。75年からアイバニーズと契約していたスティーブはこのギターの開発にも関わっていたのでは?当時のアイバニーズの広告に出ていたし、日本ではグレコブランドでミラージュ(!)として発売されました。ボディーの形はギブソン・エクスプローラが元ネタですが、ジミヘンと親しかったスティーブが左利き用のストラトキャスターをひっくり返して使っていたのもヒントになっているのでは? 以上、勝手な推測まじえて書いております、ってこれが書きたくて取り上げた話題なんですけど(^^;)

話を曲に戻すと、この曲の原作者はPaul Pena(ポール・ピーナ)ですが、はっきり言って"JetAirliner"は原曲のほうが10倍かっこいいし(特にギターが)、収録されたアルバム"New Train"全体、どの曲も素晴らしい。こいつはお薦めです!ジェリー・ガルシアもスティールギターで参加してます。

アルバム"New Train"のプロデューサはベン・シドランで、その縁でスティーブが取り上げたようですけど、肝心のオリジナル収録のアルバムは73年に録音されながら2000年までお蔵入りになっていました。その間、ポールの生活を支えていたのは"JetAirliner"の印税だったとか。視覚障害者だったポールは05年に他界しています。これからだったのに惜しかったですね。

New Train

New Train

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hybrid Recordings
  • 発売日: 2000/09/26
  • メディア: CD



Book of Dreams

Book of Dreams

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD



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ミッチ・ミラー氏、逝く [ミュージック]

音楽好きでもこの話題に触れる人は殆どいないだろーなと思いつつ、書かせてもらいます。
ミッチ・ミラー氏が老衰のため、99歳で亡くなりました。
映画「大脱走」のテーマ曲の作者といえばお分かりでしょうか。
遥か昔、ボクがガキンチョのころ、日曜日のお楽しみといえば、NHKで放映していた「ミッチと歌おう」"Sing along with Mitch"だったんですよね。
(かすかな記憶じゃ番組名はミッチ・ミラーショーだったと思ったけど違ったみたいだね)
当時はもうビートルズがヒットを飛ばしていた時代だったけど、ミッチおじさんが率いる男声合唱団の力強いボーカルはけっこうカッコ良かったんだな。
メロディーも親しみやすくて、皆で歌いましょうというのが番組のコンセプトだったみたいです。
(でもでも、改めて昔の映像を見ると、見事なくらいムサイおっさんのオンパレードだよ(爆))
この番組が終わって、アンディ・ウィリアムズ・ショーに代わったときは寂しかったね。
きっと時代的に古くさくなっちゃったんだと思います。
家にはプレスリーなんかのレコードがあって洋楽は身近だったけど、英語の歌が好きになったのはこの番組の影響じゃないかと今になって思います。
ロッケンロールとは対極にあるけれど、楽曲の素晴らしさは誰でも分ると思います。
ボクに音楽の素晴らしさを教えてくれたミッチおじさん、ありがとう。
ご冥福をお祈りします。



<STAR BOX>ミッチ・ミラー

<STAR BOX>ミッチ・ミラー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2003/07/24
  • メディア: CD



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Peter Frampton - Show Me The Way (Live Midnight Special 1975) [ミュージック]

今日はロックの日なので、そっち系のお話を。
ある程度のロック好きならトーキング・モジュレータというのをご存知かと思います。
ギターのイフェクターの一種です。
僕も持っているので、お見せしようかと思ったら行方不明でやんしたorz。
とりあえず外見はこんなのです。
0710137014145.jpg
構造的には箱の中に小さなスピーカーが入っていて外部にはチューブで音をだします。
そのチューブを口にくわえてギターを弾きながら口を動かすと音が変化する。
と書いてもよく分からないので、お題にとりあげたピーター・フランプトンのプレイをご覧ください。
中盤のソロプレイでトーキング・モジュレータの使い方がよく分かります。

はい、どうでしょう。
彼以外にも、ジェフ・ベックやリッチー・サンボラなど、この装置の使い手はいます。
でもトーキング・モジュレータといえばまずはフランプトンじゃないかな?

Frampton Comes Alive!

Frampton Comes Alive!

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 2001/01/09
  • メディア: CD



今回の記事のきっかけは久々に彼の新譜を買ったから。
amazonでみつけて、おぉスピットのMk.Ⅰが描いてある!と思わずワンクリック。
(ロックと飛行機、二つの趣味がリンクした瞬間って訳)
サウンドのほうは彼独特の甘くてカッコ良いフレーズを弾きまくり、一方では渋いアコースティックプレイも織り交ぜ、非常にバランスの良い構成だと思います。
伊達に年は食ってないというか、実に若々しい。
今回はトーキング・モジュレータは使ってないけど、ライナーには使ってるギターが詳しく書いてあるのが彼らしい。
ギター・フリークの人にも、そうでない人にもお勧めです。

Thank You Mr Churchill

Thank You Mr Churchill

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: New Door Records
  • 発売日: 2010/04/27
  • メディア: CD



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Andrew Gold "Lonely Boy" [ミュージック]

えーと、また音楽の話です。
この前のLinda Ronstadtの話で触れた、バンドの中心人物であるAndrew Gold。
彼が77年に出した"Lonely Boy"は全米5位と大ヒットしました。
今でもラジオでかかったりするから、聞いたことある人、いると思います。

この人はホントに多才な人でLindaのアルバムでは殆どの楽器をこなしてました。
PeterAsherとともにLindaの躍進を支えた人物といって間違いないでしょう。

”Lonely Boy"が収録されたのが彼の2枚目のソロアルバム。
しっとり系のバラード中心に彼の世界が詰まった佳作です。

What's Wrong with This Picture?

What's Wrong with This Picture?

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Collector's Choice
  • 発売日: 2005/05/31
  • メディア: CD


78年には"Thank You For Being A Friend" もスマッシュヒット。
こちらつい最近のライブの様子ですが、随分と風貌が変わっちゃった(ヒゲは同じだね)。


80年代以降はめぼしいヒットはありませんが、10ccにメンバー入りを打診されたり、その後、10ccのGraham GouldmanとWAXを結成したのも話題になりました(ここら辺、詳しい方にお願いします)。
とにかく、てっとり早く、彼の世界を知りたいならベスト盤をどうぞ。

Warm Breezes

Warm Breezes

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/08/25
  • メディア: CD



あと、ちょいと変わったところでは、永ちゃんがアメリカ進出を狙った頃のアルバムのプロデュースもやってます。

E.Y 80’s

E.Y 80’s

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1997/10/01
  • メディア: CD



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Linda Ronstadt "You're No Good" [ミュージック]

今日は天気が悪いし、たまにはオイラも音楽の話題でも書きますか。

Linda Ronstadtがブレークしたのはこの曲(邦題=悪いあなた)からといって過言でないでしょう。
カントリー歌手だった彼女が次第にポップ色を強めたころの作品で全米No.1となり、収録されたアルバム”Heart Like A Wheel"(何故かアルバムも邦題は「悪いあなた」)も大ヒット。
プロデューサーのPeter Asherと組んだのが成功へ繋がったんですね。
ボク個人としては、この曲でAndrew Goldが弾く、短いけどキャッチーで効果的なギターソロパートが好きです(アメリカでもこれは名演として知られています)。
シングルそのままの演奏はこちら(どうも口パクぽいですが...)

この曲が売れた頃はまだ彼女のイメージは健康的なアメリカ娘という感じでしたが、その後、どういうわけか、お色気路線を前面に打ち出しました。
一時期は「カリフォルニアのセックスシンボル」と言われるまでに。
なんと州知事とおおっぴらに愛人関係になっちゃった。
当時、なんじゃいそれは、と思ったものです。
実際の彼女はけして美人じゃなくて、おむすびみたいな顔なんだけど、まぁスタイルは良かったよね。
同じ"You're No Good"でもバックのアレンジが違う別のVがあるけど、これを見るとちょっと納得できます。

どうです、キレイなあんよですよねー。
今はいい感じのおばちゃんですけど、昔はこんな風だったんだよ。
話の方向がちょっとおかしくなったけど、本日はこれまで。
興味がある人は、良かったら、アルバムごと聞いてみてね!

悪いあなた

悪いあなた

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/15
  • メディア: CD



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バチカンがビートルズを許した? [ミュージック]

大して話題にもなってませんが「バチカン、44年目でついにビートルズを許す」なんて記事がありましたよ。
ジョン・レノンのあの発言以来、バチカンはビートルズを敵視していたんですね。
日本人はあまり関心ないので大概の人は忘れちゃってますが、当時としては大事件だったのですな。
それが今になって過去の彼らは罪を犯したが、音楽は私たちに感動を与えているですと。
なんですかね。最近イメージが悪いのを取り戻したいのかしら?
これに対してリンゴは「許しても許さなくても関係ないよ」とコメント。
うーむ、この勝負はリンゴの余裕勝ちだな!

そういえば4月10日ってポールが解散宣言した日でしたね。
あれから40年かぁ。
復活を祈った日々が懐かしいぜよ。

ポール・マッカートニー―メニー・イヤーズ・フロム・ナウ

ポール・マッカートニー―メニー・イヤーズ・フロム・ナウ

  • 作者: バリー マイルズ
  • 出版社/メーカー: ロッキングオン
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 単行本



ポール・マッカートニー太陽を追いかけて―04・サマー ポール・マッカートニー~僕はビートルズに戻りたい~

ポール・マッカートニー太陽を追いかけて―04・サマー ポール・マッカートニー~僕はビートルズに戻りたい~

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: プロデュース・センター出版局
  • 発売日: 2004/08/01
  • メディア: 単行本



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アビーロード・スタジオ売却? [ミュージック]

EMIがアビーロード・スタジオの売却を決断したそうです。
どうも最近こういうニュースが多いけど、これはヤバいですね。
ここはポールとリンゴに、オノヨーコ、そしてジョージの遺族がお金出して買い取ってほしい。
といってもアビーロード・スタジオはビートルズ専用じゃないからなぁ。
ちゃんとしたところに買い取られるのを祈るばかりです。
どうか中国人とか、インド人に買われませんように!

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Get Yer Ya-Ya's Out! The Rolling Stones In Concert [40th Anniversary Deluxe Box Set] [ミュージック]

このところ模型の話ばかりなので珠には違う話題を。
昨年暮れにゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!<40周年記念デラックス・エディション>(長いよ!)をゲットしました。
69年11月のマジスン・スクエアガーデン公演の模様を収めた有名なライブ盤です。
当時はアルバムのLET IT BLEEDが出た後で、ミック・テイラー加入後初のアメリカツアーだったのですよね。
旧盤も持ってるけどリマスターとなれば期待してしまうのがファン心理でしょ。
内容はオリジナルのリマスターに加えて、未収録曲、前座のアイク&ティナ・ターナーとB.B.キングの演奏、映像のDVDの4枚組、それに豪華?なブックレットがご大層な箱に入ってます。
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(アナログレコード3枚を加えたスーパーデラックスもあるけど、高い上に再生環境が無いのでパス)
リマスターにあたってオリジナルに未収録曲を加えて完全版をどうして作らなかったのか?
と思ったら、オリジナル盤はアフレコ満載で相当にいじってるんですって。
今さら編集してもバランス悪いということですね。
まぁとにかく音が良くなって聴きやすくなったのは良かった。
それより、これの目玉はアイク&ティナ・ターナーとB.B.キングの演奏でしょうか。
特にアイク&ティナ・ターナーの自信に満ちた演奏ぶりがよろしい。
月並みな表現ですが、これぞソウル!
一方、DVDのほうは未収録曲の演奏と楽屋の様子などが描かれてますが、ジミヘンが楽屋でミック・テイラーとジャムってる映像(音はなし)なんか面白いですね。
当たり前だけどメンバー全員、若い。キースの顔がつるつるだ(笑)
個人的にはミック・テイラーがいた頃のストーンズが好きで、ストーンズのライブ盤のなかでも一番だと思ってるので、またしばらく聴き込んでみたいと思います。

ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!<40周年記念デラックス・エディション>(DVD付)

ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!<40周年記念デラックス・エディション>(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: CD




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ビートルズねたを二つほど [ミュージック]

まずは限定発売の"Stereo USB"
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すでにCD全部持ってるのに何故か買ってしまいました。
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CDは16ビットで、こっちは24ビットでより高音質ということになってます。
CDじゃ記憶容量の関係で制約があるんですね。
Macの場合、スロットに差し込むとデスクトップに表示されます。
開くとこのような画面が出現。
ピクチャ 4.jpg
ここでアルバムを選んで聞くことも出来るし、CDに入っていたビデオも見れる。
iTunesの取り込みはファイル>ライブラリに取り込み から。
USBメモリだからCDから取り込むより早いです(アルバムアートも取り込んでくれます)。
で、肝心の音ですが、自分が聞いたところではよく分かりませんでした... たぶんスピーカーが安物ということもあるのでしょう。 ちゃんとしたオーディオの必要性を実感させられました。
何度か聴いてみると、こっちのほうがよりクリアな気が!
価格は米国amazonで220ドルでした(送料以外に関税が700円!)。

もう一つ、こっちはビートルズ全曲の解説本。
R0012173.jpg
今までいろいろ見てきたけど、これほど詳細な解説はありませんでした。
R0012174.jpg
ギターフリークとしてはビートルズの使用楽器が気になりますが、それも曲ごとに解説されてます。
ステレオとモノのミックス違い、旧盤との違いなどマニアックに解説されています。
これ読みながらリマスター盤をステレオとモノで交互に聴いたりすると時間を忘れてしまいそう。
敢えて不満を言うなら未発表曲なんかは含まれてないのが残念。
いずれにしてもビートルズファンならハマること間違いなし。
こちらは日本のamazonで5800円。

しかしビートルズになると財布のひもが緩くなるなぁ。
でも、おかげで正月は楽しめました。
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クリスマスにはこれを聴く [ミュージック]

明日はクリスマスイブですね。
キリスト教徒でもない日本人が何で、と固いことは言っちゃいけない。
タイのお寺でもイスラム国でもクリスマスやってます(笑)

この時期、クリスマスソングがいろいろ町に流れてますね。
ショッピングセンターなんかだとビング・クロスビーなど無難な選曲が多いです。
クルマの中では、クリスマスの時期は米軍放送を聴くのが好き。
オールディーズから最近のまで日本の放送局とは違った選曲が楽しめます。
英語のほうが何だか気分が出るしね(そもそも外国の風習だもの)。

家ではザ・ビーチボーイズのクリスマスアルバムがお気に入りです。
これは良いですよ〜。
冒頭のLittle Saint Nickでビーチボーイズ節が爆発のあとに、渋いThe Man With All the Toysが来て、Santa's Beardと続く。
Blue ChristmasとかWhite Christmasもしっかり入ってます。
最後はAuld Lang Syne(蛍の光)で締めるという構成。
アメリカ人にとってクリスマスソングといえば?という曲がそろってる訳です。
あくまで1960年代前半のアメリカでの話ですが、米軍放送を聴いてると今でも大して変わってない気がしますね。
ビーチボーイズのクリスマスソングの魅力は、何と言っても若き頃のブライアン・ウィルスンの歌唱の素晴らしさに尽きます。
そしてフォー・フレッシュメンに影響されたコーラスの素晴らしさも堪能できます。
いっぺん、聴いてみてちょ。

※ amazonで売ってるのはオリジナルアルバムに追加トラック付きのものです。
iTunesでも入手できますよ。

クリスマス・アルバム(完全版)

クリスマス・アルバム(完全版)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: CD



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