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「硫黄島からの手紙」を観てきた [映画]

封切り日に映画を観るというのは滅多にないことですが、これは観なくちゃいけないと思っていました。
とにかくいろいろ考えさせられる映画です。
この映画については評論家スジでは賛否様々あるようです。
面白いか面白くないかで論じていたライターがいましたが、そういうことで語れるものじゃない。
ストーリーが淡々として情念が感じられないと書いていたのもあったが、そういう姿勢で撮った映画だと思う。
まぁ人それぞれだから、どう感じようが構いません(ライターとか評論家といっても別にエラい訳じゃないし)。
「父親たちの星条旗」でもそうですが、勇ましく輝かしい戦争なんてものは実際にはないのだということです。
近頃の若いのは親ですら戦争を知らないし、教科書は近代史を教えないしで、戦争に不感症になっている人たちにこの映画がどこまで受け入れられるかが気になります。
興行的にはどうなのか分かりませんが、映画史に残る二作だと思います。
とにかく、全編ほとんど日本人キャストで、日本人が今まで描けなかった日本人の戦争の映画をクリント・イーストウッドが作ったことがボクはうれしかった。
<追記> 時間が経って考えたのですが、手紙というのは、戦争=勝つことしか考えてないアメリカ人と、戦争の悲惨さを忘れた現代の日本人への手紙という意味もあるなと思いました。


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うまっち

はじめまして。
私も観にいきたいと思っていましたので、とても参考になりました。

>勇ましく輝かしい戦争なんてものは実際にはないのだということ
それが伝われば、意味のある、素晴らしい作品だと思います。
楽しみです。
by うまっち (2006-12-10 02:49) 

Little_Rock

ご訪問、ありがとうございます。
「父親たちの星条旗」とはまったくタッチの違う映画でした。
ぜひ観に行って感想をアップしてください。
by Little_Rock (2006-12-10 11:12) 

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